すずき牧場について

生産者

すずき牧場
鈴木 茂|Shigeru Suzuki

宮崎県児湯郡新富町。私たちすずき牧場は自然豊かな場所で、「牛を汚さない綺麗な環境で育てる」という思いのもと、繁殖牛130頭、育成牛36頭、肥育牛220頭を飼育しています。
牛を育てる環境を整えることで、安心・安全な肉を消費者の皆様へ届けることができると信じ、「胸を張って我が家の牧場で育てました」と言いきれる環境でありたいと日々心して努力しています。

すずき牧場では、黒毛和牛「すず木牛」の繁殖から肥育まで一貫して管理しております。特に牛にとってストレスのない環境作りにこだわり、宮崎牛の名に恥じぬよう、スタッフ一同全力で牛と向き合い、出荷まで1頭1頭大切に育てています。
私たちの牛を導入していただいた方に心から喜んでいただけるよう、現状に満足せず、さらなる高みを目指していきます。

すずき牧場の
和牛への思い

理念

すべてのご縁に感謝して、安心・安全、おいしい牛肉に笑顔と幸せが生まれますように。
畜産業はすそ野の広い産業です。牛の餌となる飼料製造を行う飼料会社、牛の運搬に携わる運送業、子牛の販売・購買を行う家畜市場、牛の健康を担う獣医師・削蹄師、牛のと畜・食肉処理・販売を行う食肉処理施設、牛肉の流通に関わる買参人・飲食店の方々、地域の営農を支える農協、畜連、経済連……、そして時にはライバルとして切磋琢磨し合い、時には喜び悲しみを分かち合い、助け合ってきた同じ畜産を営む仲間達。どこか一つでも欠けてしまったら、畜産業は成り立つことができません。

すずき牧場に関わっていただいているすべての方々へ、また食肉となってくれる牛たちへの愛情と感謝を忘れず、「すず木牛」を召し上がっていただいた消費者の方に、笑顔と幸福を届けたいという思いで、これからも牛一筋で向き合っていきます。

環境

  • 環境への取り組み

    牛舎の衛生面、特に牛の居る床面には配慮を行っています。牛床を綺麗に保つために重要になるのが、牛堆肥の処分です。自家牧草の生産を畑地9.3ha、水田2.5ha、共同野草地3.5ha、WCS 30ha、裏作えん麦10haの確保を行っています。そこに必要となるのが牛堆肥です。牧場から500mの距離に堆肥舎があり、堆肥の処理調整を南九州バイオ様の発酵液を投与することにより、堆肥の発酵促進を促し、完熟堆肥の生産に努めています。現在は9割を自家利用し、化学肥料を使うことなく牧草地へ投与することで、年間の繁殖牛の粗飼料を確保しています。

  • 農事法人 祇園原採草組合の設立

    平成28年に法人を設立し、畜産協会を中心に国、県、市町村、JAなど、幅広い情報をいち早く勉強することができるようになりました。現在、糞尿バイオの終了後液の中に発酵液を投与し、元肥や追肥用の資材としての付加価値をつけ、耕畜連携の試験的実証を始めています。私たち畜産農家のノウハウと、耕種農家のノウハウを共有する環境を作り上げていくことで、地域の耕畜連携を見直す機会であると考えています。

おいしさへのこだわり

肥育生産を始めた昭和58年以来、「牛を汚さない綺麗な環境で育てる」という信念を変えずに、これまで畜産業に向き合ってきました。牛の健康にも配慮し、導入牛についても子牛の管理に信頼のおける農家を優先し、購入しています。なにより、消費者の皆様の食卓へ安全を届けたいという思いで育てています。